賢いお金の使い方を考えてみた。キーワードは、「資本」「健康」「教育」。
どうしたら自分のお金を無駄無く効率的に使えるかと考えた時、「資本」「健康」「教育」の3つのキーワードではないかと気付きました。今日は、この3つのキーワードとともに「我が家の賢いお金の使い方」を書いてみます。
目次
資本が増えることに使う
「バビロンの大富豪」という本の有名な言葉で「まず自分に払え」というものがあります。これは収入を得たらすぐに、貯金や投資など自分のためのお金を先取りし、残ったお金を他人(生活費)に払えという考え方です。先に他人に払っていたらいつまで経っても自分のお金(資本)が増えないことは道理ですよね。では、まず自分に払う=資本を増やすためには、何をしたらいいのでしょうか?
貯金をする
まず最初にするべきことは、いくらでもいいので先取り貯金を始めることです。「公園の父」と呼ばれ独特の資産形成法で有名な本多静六氏は著書「私の財産告白」で、月給4分の1天引き貯金を提唱しています。要は給料の1/4を先取り貯金してしまい、残ったお金で生活をするという方法で、「まず自分に払え」と通ずるものがあります。この方法の良いところは、必ずお金が貯まるということと、収入が増えるに従って貯蓄率(25%)は変わらなくても、余裕が出てくることでしょう。
節約をする
資本を増やすために節約は大事です。アメリカの富裕層を調査した「となりの億万長者」という本によると、本当の大富豪は家と車にお金をかけず、蓄財に励んでいるという。我が家がここ1年で大きく節約したのは、通信費(スマホ、プロバイダ)、保険料、NHK、自動車保険、光熱費(ガス、水道)という固定費をメインとして、月3万円以上は削減できました。「節約、節約」言っていると人生が楽しくなくなってしまうので、日々の細かい事は気にせずに金額が大きくて一度削るだけ継続的に効果が得られる固定費の削減を、まずはオススメしたい。
株式投資をする
僕は株の素人です。トヨタやソフトバンクなど個別の株式に投資するのは十分な勉強が必要ですし、逆に資本を減らしてしまう可能性が多いにあります。というわけで、僕が行っている投資は、インデックス投資と呼ばれる投資信託です。これは投資の世界でよく言われる「分散投資」の最たるもので、僕が投資している「三井住友TAM-SMT TOPIXインデックス・オープン」「三井住友TAM-SMTグローバル株式インデックス・オープン」「三井住友TAM-SMT新興国株式インデックス・オープン」は、安い信託報酬で世界中に分散投資をしてくれます。しかも500円から積立投資が出来ます。
インデックス投資でも、もちろん相場環境によって資本が減ってしまうことがありますが、過去の実績から長期的に見ればプラスになると考えられています。例えば20年前にMSCI コクサイ・インデックスというインデックスに投資をした場合、年率9.8%のプラスになっています。詳しくは色々なインデックス投資のブログや、山崎元氏の「超簡単 お金の運用術 」を読んでください。
健康に使う
自分にとっての一番の資本は、自分です。働く期間が長ければそれだけ人的資本が増えますし、人生を楽しむためにも健康でいる必要があります。
運動をする
運動が脳に良いというレポートが印象的な「脳を鍛えるには運動しかない!」によると、アメリカの高校で0時間目として授業が始まる前に生徒に運動をさせたところ、みるみるうちに成績が向上したとのこと。また、出来るビジネスマンは、運動をすることで脳が活性化し仕事に好影響を与えることを知っているから、朝からジムで汗を流しているといいます。こういった脳に与える影響の他にも、自分に自信が持てるようになるといった精神面、病気になり難くなるといった健康面、見栄えが良くなるというコミュニケーション面でも、運動にお金を使うことは正しそうです。
歯のメンテナンスをする
厚生労働省によると、歯が悪くなると全身に悪影響があるそうです。
う蝕及び歯周病に代表される歯科疾患は、その発病、進行により欠損や障害が蓄積し、その結果として歯の喪失に繋がるため、食生活や社会生活等に支障をきたし、ひいては、全身の健康に影響を与えるものとされている。また、歯及び口腔の健康を保つことは、単に食物を咀嚼するという点からだけでなく、食事や会話を楽しむなど、豊かな人生を送るための基礎となるものである。(厚生労働省)
確かに、運動でも歯を食いしばれば力が出ますし、食事は人生の楽しみの1つです。というわけで、まずは電動歯ブラシで磨き残しを無くしてみよう。買ったばかりの「オムロン音波式電動歯ブラシ」は、安いし歯がツルツルになって気持ちいいのでオススメです。
子供の教育に使う
子を持つ親であれば、子供に人生において少しでも多くの選択肢を用意してあげたいと考えていることと思います。それに子供の教育にお金を使うことは、未来への投資として考えるとローリスク・ハイリターンの割の良いものではないでしょうか?(幼少期からお受験などの上流家庭の話ではありません。一般家庭が全く教育に投資しなかった場合と一定程度の投資をした場合の話です)
運動をする子に育てる
最近の子供はTVやゲームばかりで運動をしなくなっていると聞きます。前述した通り、運動の効果は大きいので、子供にもプールやサッカー教室など、何でも良いので運動をする習慣を付けたほうが良いと思います。子供自身の健康はもちろん、子供が病気になり難くなれば病院に連れて行ったり看病することが減るので、親の体力や精神衛生上も良い。
勉強をする子に育てる
自分の経験上、勉強をする習慣がないまま大きくなってしまうと、受験時に苦労をします。親が家庭で教えられる環境があれば、お金を使う必要はありませんが、もし無いのであれば塾や家庭教師など、外部の力を借りて子供に勉強をする習慣を付けさせましょう。勉強をすることは子供自身の将来の選択肢を広げるとともに、子供の学力では学費が高額な私立校にしか入れない事態といった金銭上の問題も解決してくれる可能性があります。例えば公立高校の学習費は3年間で約100万円、私立高校は3年間で約300万円と言われています。この差を考えたら、小学5年生から中学3年生まで月1万円の学習塾に通わせたとして1万円☓12ヶ月☓5年=60万円、塾代が2万円だとしても120万円なので私立高に進学するよりも費用はかかりません。
経験を積ませる
子供に色々な経験を積ませることは、将来の夢や希望を発見し目標を持たせるという大きな意義があります。それに、アメリカの大学が幸福について研究した本「幸せをお金で買う5つの授業」によると、経験をすることは幸福度に良い影響があるとのこと。子供の幸福を願う親として、お金を使うポイントの1つとして検討する余地は大きいと思います。例えば旅行なんて親も子と一緒に経験できるのでいいですね。
「我が家の賢いお金の使い方」はいかがだったでしょうか?もちろんお金が人生の全てではありませんが、上手なお金の使い方をすればより良い人生を送るための道具にはなるはずです。特に、大学生や20代の社会人に成り立ての頃にこういった考え方を持てれば、人生が変わると言っても過言ではないかもしれません。少しでも、生きたお金の使い方が分からないという方の参考になれば嬉しいです。ではでは。
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